たしかに購入金額以上の価値のある商品が袋詰にされているので、
年の始めのご祝儀としては最高のプレゼントであろう。
でも、ブランド品かれこれモノはそこそこ持っているだろうから、
こんなものを福袋にしたらどうかと近鉄デパートは考えた。
「あべのハルカス満喫!!福袋」(2人1組30万円)。
今年オープンした日本一高い「あべのハルカス」の展望台
「ハルカス300」をバレンタインデーに貸し切るとともに、
大阪マリオット都ホテルのエグゼクティブスイート宿泊などが
セットになった福袋である。
あるいは、天王寺動物園の「動物お世話体験福袋」(2人1組、2015円)は、
動物を間近で感じられる毎年人気のアトラクションである。
どちらもペアで組んであるのが、売り手さんの巧みさでもある。
ひとりではノーでも、ふたりならイエスとなるケースは多い。
http://bg-mania.jp/2014/12/24123161.html
近鉄百貨店の福袋
考えてみれば、これまでの地域おこしの中には
こうしたモノよりもコト、さらには感動や感激といった
心の満足度を中心にした活動がたくさんあったように思う。
景勝地でもなければ、名物があるわけでもない。
それでも、その地域を訪ねれば住民みんなが笑顔で迎えてくれる。
それも愛想笑いやマニュアル化された笑顔ではなく、
ごくごく自然に生まれてくる微笑みでちょうどいい。
2015年からは、そうした心からのおもてなしの部分についても
しっかりウォッチしていきたいと思う。
☆今年11月から始めた地方応援マガジン「地方ウォッチング!」を
ご愛読いただき誠にありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。