かつて、大女優吉永小百合さんが
♫奈良の春日野 青芝に腰をおろせば 鹿のフンフンフンフーン
と熱唱されていて、マジ?と思ったことがある。
そのシカのエサを確保するのもたいへんで、
牧草などの飼料が年間130トン、660万円が必要だとか。
一方、伊丹の大阪国際空港。
こちらには、騒音をものともせず滑走路の間に雑草がたくましく育つ。
あまり伸び放題になれば見た目が悪く、
飛行機の離発着に影響を及ぼすかもしれない。
そこで、年3回ほど草刈りをするのだが、
刈り取った雑草をシカのエサにということで乳酸菌で発酵させた。
こうしてできた空港飼料は栄養価が高く、保存性もいいという。
しかも無償提供で、かかるのは輸送代のみ。年間30万円ほど節約できる。
シカを管理する団体はもちろん、大阪空港にとっても、
さらにシカにとってもグッドな三方一両徳のアイデアである。
空港がない奈良県が空港の雑草をという発想がオモシロイ。
お金をかけて廃棄したり処分したりしているものが、
あるところではお金を出しても欲しいものなのかもしれない。
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