キャラクターを核にしたビジネスや地域活性化は数多い。
サンリオのキティちゃんに代表されるように
あたればビジネスチャンスは大きくふくらむし、
地域の活性にとっても利用価値が幅広いので重宝する。
ところが、現在のゆるキャラブームを見ていると、
もうひと味もふた味もひねらないと生き残りは難しい。
別に生き残らなくても、一時的な盛り上げ材料になれば
というのであれば、それでいいのかもしれない。
このように地域を背負ってしまうと、
関係者だけがキャラにぶらさがってしまうこともある。
また、地域を代表するにふさわしい…といった
予め設定された条件のもとで生まれるので、
いい意味でのアクがないのも残念である。
ところが、ここに紹介する「マリコ人形」。
なんだか妙に心に刺さる。
http://malico.jp/
マリコ人形
ちょっと不気味でキモかわいいマリコから、
「うまくいくわよん」とか「見逃しはだめよん」という
日本エレキテル連合あけみちゃん3号みたいな言葉を
かけられると、もう引き返すことができないような…
マリコは長野県富士見町在住の人形作家大御堂恵子さんが、
一体一体心をこめて作り、もうすぐ1000体に手が届く。
看護師や駅員、パン屋さんなど人物に扮したマリコがいるし、
ひつじマリコ、あんみつマリコ、マリコセロテープなど
なんにでも変身してしまう。
富士見町内でマリコの作品展が開かれたり、
町内のお店までマリコ人形を買いに来る客も多い。
こうした一アーティストのキャラによって、
地域が脚光を浴び、耳目を集めるケースもある。
要は、なぜマリコが今の時代に注目されるのか、
そのあたりのリサーチが必要なのかもしれない。
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