硫化水銀を含む鉱物と関係があると、かつて学校で習った。
名は体を表すというが、柿の木坂は柿の木があっただろうし、
地名にはいわれがあって、掘り下げていくと新たな発見がある。
鹿児島県熊毛郡西之表市中割地区。
ここに「生姜山」という地名だけが残っていた。
その名の通り、ここではかつて生姜が栽培されていて、
集落にはそこそこの活気もあった。
年々過疎化の波が押し寄せ、人家が減り
いつしか地名だけが残るだけとなってしまった。
この「生姜山」という地名にに関心を持った遠藤祐未さんは、
持続可能な島おこしをとの思いで、生姜の復活に取り組んでいる。
生姜そのものの生産直売、南米エクアドル産のカカオで作ったチョコレートに
中割産ショウガを加えたジンジャーチョコレートを販売している。
また、種子島沿岸から汲み上げたミネラルたっぷりの海水や雨水を原水に、
なかわり地域で飼育されている黒毛和牛の糞尿から作られた堆肥、
そして微生物からできた活性水を農作物の栽培に使用している。
地域にすっぽり入って、こうした新たな資源の掘り起こしを行い、
その資源を栽培、商品化していくま作業は並大抵のことではできない。
遠藤さんはもともと西之表市出身だが、十数年故郷を離れていた。
そこで、まずふるさとの今や昔を学ぼうとコミュニティ・カフェをつくり
いろいろな情報を吸収していった。
そして、生姜山との出会い
地元の医学博士に相談したり、農園サポーターを募集したり、
いろんな力を結集しながらの地域おこしはすばらしい。
http://www.nakawari-gingerfarm.com/
なかわり生姜山農園
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にメッセージをお寄せください。