物語に(たたら場)が出てきて、
ムラの女達が元気よくたたらを踏むシーンが印象的だった。
たたら場のモデルになったのは島根県の吉田村(現吉田町)
というのを聞いたことがあり、7~8年前に偶然通りかかり
展示館らしきものを見た覚えがある。
金銀銅鉄など金属は昔から重宝がられ、
統治者は鉱石が出る山をおさえ、厳しく管理した。
中国山地にはたたら場が多く、この歴史遺産を
まちおこしに活かそうという取組みもさかんである。
島根の隣の鳥取県日野郡には「奥日野たたらの里」があり、
たたらのことを詳しく学べる「たたらの楽校」が中心となって、
ふいご祭りを開催したり、たたら場探検を行ったりしている。
http://tatara21.com/
奥日野たたらの里
祭りでは紙芝居を使ったアトラクションがあり、
内容はたたらの時代にタイムスリップするメルヘン物や
『喜八郎の決断』『たたらの御引っ越し』という実話もので
見る人の好奇心をグイグイと引きこんでいく。
さらに、たたらをモチーフにした小説を発刊し、
その本を読んだ感想文を募集するなど
あの手この手で人々をたたらに巻き込んでいる。
鉄=たたらと聞くと強く、固く、熱いイメージで
活性化に関わっていらっしゃるメンバーも
熱い男性が多いように見受けられる。
しかし、その舞台裏では女性たちがたくましく
たたらを踏んでいらっしゃるにちがいない。
冒頭引用のもののけ姫の中で、
たたら場にやってきたアシタカのセリフ
「いい村は女性が元気だと聞いています」
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