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2014年11月15日土曜日

七島灘を越えたイ草が元気だ

日本の伝統的な内装材である畳を敷いた部屋は心がなごむ。

しかし、30~40年前くらいから洋風の間取りが増え、
新築の家で畳を敷いた和室の数は少ない。

そうなると、畳屋さんが少なくなり
畳表の原料であるイ草をつくる農家が減ってくる。


ところが、大分県国東半島だけで作られる「七島イ」が元気だ。

http://shitto.org/index.php
七島イ保存会

七島イとは七島藺草のことで、日本で畳表に使われているイ草とは異なり、
ふつうのイ草の切り口が丸いいのに七島イは三角である。

名前の七島とは鹿児島県のトカラ列島を意味する。
トカラ列島は10ほどの有人無人島が連なって琉球弧を成しているが、
このあたりの海域は七島灘とも呼ばれ海の難所だ。

その昔、琉球から七島灘を越えて国東半島に伝えられた七島イは、
藩の外貨を稼ぐ特産品となるほど農家の手で大事に育てられてきた。

10月に封切られた役所広司、岡田准一共演の『蜩ノ記』にも、
七島イが出てくる。


この幻のイ草ともいうべき七島イを永々と守り続け、
後継者を育て、新たな魅力づくりに取り組んでいるのが七島イ保存会。

ホームページを丹念に見ていくと、
定例会の開催、他の地区のまつりに参加しての実演販売、
七島イ工芸品の開発、大分空港に七島イのキッズコーナーOPEN、
七島イ織り手セミナー開催など地に足の着いた活動が継続されている。

畳表、土壁、障子、瓦、戸板など草、土、紙、木など
自然素材を使った和の建材に、もっと光をあてて欲しい。


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