しかし、羊はボスに導かれるのではなく、群れ自体で行動する。
それだけに、羊は人とのつきあいも古く、毛は衣類として
肉は食用として多くの恵みを与えてくれる。
このヤギや羊と一緒にエコな活動を行っているのが
長崎県の「島原半島ヤギ・羊ecoプロジェクト」だ。
https://www.facebook.com/ecoyagi
島原半島ヤギ・羊ecoプロジェクトFB
プロジェクトでは、以下のような活動に取り組んでいる。
1.荒廃地の除草
2.ヤギと羊のふれあいの場の確保
3.有明海のアオサの飼料化
4.羊を活用した地域特産品の開発
後継者がいなくなり、耕されなくなった田んぼや
種をまかれなくなった畑はすぐに雑草が繁茂し荒れ地となる。
そこにヤギや羊を放てば、人の手による除草の手間がなくなる。
ヤギや羊とふれあう場所を設けたり、刈り取った羊の毛から
ステキなファッションアイテムを生み出すことも可能である。
さらにおもしろいのは、島原半島をつつむかのような有明海に
繁茂するアナアオサを回収、洗浄しペレット状にすると、
羊などの家畜用飼料として活用できるというのである。
強いものが弱いものから搾り取るのではなく、
お互いが気持ちを通じ合わせ、ないところを補っていく。
そんな古来から築いてきた互助・共助の関係を活かしているのが、
本プロジェクトの取組なのである。
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