佐賀県の南西部に位置する鹿島市。
鹿島といえば「祐徳さん」という言葉が返ってくるくらい
京都の清水の舞台を思わせる祐徳稲荷神社が有名である。
そして、宿場町の風情が残る肥前浜宿界隈。
白壁の土蔵や茅葺きの町家などが心をなごませてくれる。
また、佐賀平野は米どころでもあり、
良質の米と鹿島のまちにそそぐ多良山系からの良質な水を使い、
ここでは江戸時代から酒造りがさかんであった。
その清酒も焼酎の勢いに押され、ひところ消沈気味であった。
ところが、平成23年鹿島にある蔵元のひとつ富久千代酒造が
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)という
世界最大規模・最高権威と評されるワインの品評会で
名誉チャンピオン・サケに輝いたのである。
もちろん、こうした栄誉は一朝一夕に降ってくるものではなく
蔵人たちの努力、研鑽、限りない愛があったことはまちがいない。
全国的にみても日本酒メーカーで元気があるのは、
アメリカはじめ国外への販路づくりに熱心な蔵元である。
安部総理が頻繁に海外へ出かけて政治的課題はじめ
様々な交渉にのぞむが、随行員の中に地元山口の
清酒メーカーの名前があったりすることにお気づきだろうか。
それはさておき、鹿島の蔵元がチャンピオン獲得とともに
始めたのは「鹿島酒蔵ツーリズム」である。
酒蔵めぐりとともに、鹿島にある宿場町の風情はじめ
歴史・文化・食・人情を味わって欲しいという企画である。
6つの蔵元の代表者と奥様(ご家族もありか?)の写真を
トップページにしたフェイスブックが開設されているが、
みなさんにこやかな表情で、ここに来れば美酒に出会える、
そんな気持ちにさせてくれるのである。
https://www.facebook.com/SakaguraTourism
鹿島酒蔵ツーリズム
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