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2014年12月9日火曜日

おもてなしの深さ

人様の家でコーヒーを出されたとする。
ふつうは、ありがとうございますと言っていただく。

でも、あなたがコーヒー大嫌いだったらどうだろう。
相手は親切心で淹れてくれたし、
嫌いでも無理して飲むか、ていねいに断るか…


ぶらっと観光地に出かけたとする。
初めての土地だからガイドでもお願いしようかな。
最近はボランティアガイドさんも多いし頼んでみるか。

そうやってガイドさんを紹介され、いざ観光へ!
「このお城は室町時代の中頃に築かれた典型的な山城の
 おもかげをとどめておりまして、藩主●●公の時に
 大火事で天守閣が焼けおちてしまい…」
と歴史の案内から始まった。

「そうなんですかあ~」「へえ~」「すごい~」などと、
最初はガイドさんの流暢な説明に感心していたが、
さすがに歴史もんばかりで、話がかなりマニアックになり、
「へえ~」も出なくなった、などということがないだろうか。


石川県金沢市のボランティアガイドは、ガイドさんならぬ
「まいどさん」の名で呼ばれている。

まいどさん歴11年の武野一雄さんは、
ガイドするお客さまの出身地や興味を聞いてから、
この方にとってベストな観光ルートとガイドを素早く組み立てる。

スタンダードではなく、カスタマイズするのである。


自分の知識やうんちくをひけらかさない、押し付けない。
お客さまからの質問に答えられないときは
「ごめん、わからんわ」と素直に謝る。

しかも、質問の答えを知りたさそうだったお客さまには、
後で調べて得意の絵手紙で答えを送るという心憎い配慮がある。

そうなんですね。サービスは決して画一的なものではなく百人百様。
こういうのを、お・も・て・な・し というのである。


金沢には平成6年にボランティア養成のための学校として
「社団法人金沢ボランティア大学校」が設立されている。

全国に先駆けて開設され、文化、歴史遺産など8つのコースがある。
観光コースなどは35名の定員枠がすぐに埋まるほど人気が高い。

https://www.facebook.com/pages/%E9%87%91%E6%B2%A2%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%A0%A1/392558474090199
社団法人金沢ボランティア大学校FB

その土地をどれだけ知っているかより、
まちや人をどれだけ愛せるかが、おもてなしの深さになる。

2 件のコメント:

  1. このようなおもてなしの心は、日常生活の中でも大切ですね。
    何気ない会話の中でも、自分の意見(たとえそれがどんなに有意義な意見であっても、あるいは正論であっても)を押し付けるのではなく、相手の気持ちや希望を汲む姿勢を忘れてはいけないなぁと反省させられました。
    特に我が子に接する時、ついつい親として先回りしてあれこれ言ってしまいがちですが、まずは子どもの気持ちに耳を傾けることからはじめないといけないなぁと痛感。
    今日から、私も本物の「お・も・て・な・し」を心がけていこうと思います!

    返信削除
  2. ぷくさん、おはようございます。
    コメントありがとうございます。

    私も週一で専門学校の外部講師として18~19才の子どもたちに、
    講義をしているのですが、100点満点だったというのはないですね。

    自分が教えたいことが、果たして子どもたちが学びたいことなのか?
    私はみんなが理解できるように教えているつもりでも、
    子どもたちには難しすぎるか、退屈過ぎる内容だったり…
    6年くらいやっていますが、今もって要領を得ない授業になっています。

    ビジネスにしろ教育にしろ育児にしろ、すべてにコミュニケーションが必要ですから、
    小手先だけのテクニックでは人の心はつかめないということでしょうか。

    反省の日々は続きます。

    返信削除

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