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2015年1月2日金曜日

志を同じにする

新聞が発行される、万国博覧会が開催される、近代的図書館が開館する、
新橋~横浜間に鉄道が走る、太陽暦が採用される…
などなど近代の夜明けである明治5年にはいろんな文明の灯りがともった。

その中で、明治新政府が総力を挙げて取り組んだのが、
産業革命の礎石といわれる群馬県富岡製糸場の創設である。

わが国初の機械を使った製糸場であり近代化の象徴でもあった。
主要な建物は、木の骨組みに煉瓦を積み入れて造る木骨煉瓦造となっていて
屋根は伝統的な日本瓦で葺いてある。


昭和62年、114年の長きにわたった生糸の生産は終了したが、
昨年6月の第38回世界遺産委員会で世界文化遺産への登録が正式に決定した。

創業を停止した翌年の昭和63年、数人の有志で「富岡製糸場を愛する会」を
つくり、富岡製糸場の価値を知るための学習会を開いたという。

愛する会の地道な活動が続けられ、2003年県から世界遺産登録推進の発表。
そこで会では活動を全市民に開放し登録への大きなうねりが生まれていく。

世界遺産登録という志を同じにした多くの人の思いと地道な活動が実って、
昨年の朗報となるが、祝賀パレードには6000人が参加した。


地域でこうした共有の宝をもつことの意義は大きいし、
その宝を守り伝えていこうという活動の中で、もうひとつの宝が生まれる。

富岡製糸場の場合、たんなる文化遺産にとどまらず、産業、建築、技術、
機械などいろんな分野からの価値が高く近代を語るに欠かせない遺産である。

世界遺産登録への道のりをたたえるとともに、登録後のあり方、関わり方
というものにも目を向けていきたいと思う。

http://www.silkey.e-arc.jp/
世界遺産への路のり

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