本丸御膳とは、熊本城本丸御殿の大御台所で振る舞われた約200年前の武家の儀礼料理。
1日限定50食、前日までの予約なのだが、なかなかの評判らしい。
こうした昔の食を復活させて、名物に仕立てあげる試みの中で、
大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台山口県では「歴食」という新たな食のジャンルを打ち出す。
歴女があって歴食、考えられない流れでもないが、
歴食とは、名前のごとく歴史的なストーリーを持つ料理のことである。
その歴食はすでに「平成大内御膳」として進められてきている。
平成大内御膳は1500年に、大名大内義興が室町幕府の前将軍足利義稙をもてなした
料理の復刻版で、干しナマコやアワビなどを使って忠実に再現した。
これまで、平成大内御膳を約1ヶ月のキャンペーン期間中のみ提供してきたが、
県内外に知られるほどのインパクトがなく今に至っている。
そこで、取り組みを強化しようと、奥州藤原氏時代の料理「奥州藤原膳」(岩手県一関市)、
戦国武将・上杉謙信が部下のために用意した「謙信公のかちどき飯」(新潟県上越市)など
全国6地域を視察するなどしてサミットの開催やネットワーク化などを図っている。
名物と言われるものには歴史がある。かといって歴史(物語)をつけたから
名物になるとは限らない。このあたりのサジ加減は大丈夫なのだろうか。
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熊本本丸御膳
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