歌を聞いていると、風景や情景が浮かんでくることがある。
そうやって刷り込まれた記憶はずっと心に残り、歌を聞くたびによみがえってくる。
懐メロと呼ばれるものは、メロディもしかりだが、歌詞の中のワンシーンやドラマが
喚起されることが多いような気がする。
石川県輪島市のアマチュアバンド「ノンポリシー」は『あぜのきらめき』という
ゆっくりとしたテンポの曲を作ってCDとしてリリースした。
国の名勝である白米の千枚田は棚田であり、幻想的な姿を見せてくれる。
その魅惑的なシーンを多くの人に伝えようと曲にしたのである。
ノンポリシーはロックバンドで、どちらかというとクラシック音楽が似合いそうな
千枚田の風景を、なんとか自分たちの音楽で創造していった。
なるべく自然の音が聞こえるよう、大地を這うような音を意識したというが、
いろいろ難儀したにちがいない。
風光明媚な地域の魅力的なスポットを無機的な印刷物だけではなく、
音や映像といったメディアで伝える試みはもっと広がってもいいように思う。
五感をフルに使って覚えた感動は、ずっと憶えているし、きっと忘れない。
https://www.facebook.com/nonpolicy
ノンポリシー
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