酒といえば日本酒だった清酒業界が焼酎などによってどんどんシェアを奪われ、
生産する石高は減り、蔵元の数も少なくなっていった。
清酒の勢いを再びという思いで、いろんなイメージアップや拡販策がとられてきた。
日本での宴会のスタートは、まずビールで乾杯という風潮があるから、
いきなり清酒でもって乾杯といきましょうと条例化する自治体が出てきた。
そうなると破竹の快進撃で清酒を一位の座から引き下ろした焼酎業界も、
いつまで天下が続くかわからないと、これまた焼酎で乾杯を条例化し出した。
アルコール飲料だけかと思っていたら、なんと牛乳を条例化するまちが出現!
北海道の中標津町、茨城県小美玉市がすでに制定し、
栃木県の最北部にある那須塩原市が3月の定例市議会に条例案を提出予定である。
那須塩原は生乳生産高で本州一であることから、さらなる消費拡大を図るために
先の条例を制定したい意向である。
現実的な話にもどし、宴席の乾杯を牛乳でというのはいかがなものだろうか?
牛乳で乾杯すれば幸せが舞い込むとか、絆が強くなるといった物語が欲しいところだ。
もちろん牛乳で乾杯の条例化はあくまで話題作りであり、これを機に様々な催しを行い、
牛乳や乳製品の普及拡大を行っていくのはわかっている。
乾杯すれば、おおいに飲みおおいに語らなければならない。
そうした意味でも、ものごとを目立たせる場合、物語の冒頭にもってくるという手は、
いろんなものに応用できそうである。
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/195/204/000960.html
那須塩原市牛乳消費拡大PRキャラクター誕生
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