あまり世間に公表したくないことでも、おおっぴらにやってしまうと笑いの渦につつまれる。
秋田県横手市雄物川町には、地元有志でつくる「雄物川光頭会」がある。
光頭会とは読んで字のごとく、頭が薄くなって輝きを放っている方々の会である。
1991年に結成され、最盛期には40人ほどの会員がいたという。
しかし、高齢化の波にあらがいがたく、現在会員は6名となってしまった。
この会の名物イベントは頭の輝きや色つやを競う光頭相撲、
そして、ひものついた吸盤をお互いの頭に付けて引き合う吸盤綱引きである。
相撲だけに行司さんがいて、軍配がかえると両者が渾身の力で引き合う。
吸引力の弱い人の吸盤が飛んでしまうと勝負ありである。
吸盤が飛ぶ際に「ポン」という音が場内にこだまし、観客はやんやの喝采となる。
今年もなんとか本場所開催にこぎつけたものの、力士が3人、
会場での飛び入りを加えて4人の闘いになったという。
「沈みがちな社会に私たちの光頭で笑顔を」というのがl発足時のスローガンである。
イスラム国の非道な人質殺害や女子大生の殺人事件など、
国内外で耳を塞ぎたくなるようなできごとばかり続くが、
なんとか明るい社会になって欲しいと光頭相撲にたくした人もいるのではないだろうか。
人の顔から笑いが消える、社会から笑いが消えてしまえば、
経済がいかに繁栄しようと、暮らしにくい世の中になることはまちがいない。
http://matome.naver.jp/odai/2136175529193650601
ハゲハゲしい団体『光頭会』がおもしろい
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