■お金に替わる善意
南米ウルグアイの大統領ホセ・ヒムカ氏は世界でもっとも貧しい大統領と言われている。
質素な生活で、給料の9割近くを社会福祉基金に寄付している。
豪華な大統領公邸で暮らすのではなく、郊外の農場で公務の合間に農作業をする。
最近、よくテレビで放映されるのでごらんになった方も多いことと思う。
さて、話は東日本大震災の被災地陸前高田市。
「奇跡の一本松」は保存作業が進められてきたが、その過程で切り落とされた枝を使い
市からの依頼でモンブラン社が万年筆をつくることになった。
震災の記憶をとどめ後世に語り継がれるものをとの願いから今回の発注になったのだが、
できあがった万年筆は陸前高田市長の直筆サイン入り証明書が付くという。
お値段は税別1本48万1千円。生産本数は3.11にちなんで113本で、
2割は市や関連団体に寄付されるという。
8割が一般向けに販売されるわけだが、いくらモンブランと一本松という取り合わせでも
少々高価過ぎるような気がする。
まだまだ復興半ばの被災地でお金が必要なことはわかるが、
お金に替わる善意というものがあっってもいいのではないだろうか。
http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/fukkou/ipponmatu/ipponmatu.html
奇跡の一本松
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