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2015年4月14日火曜日

残雪で情報を得る



春になれば、しがこがとけてどじょこだのふなっこだの~と童謡に歌われる。
この「しがこ」というのは雪ではなく氷のことだそうだ。


さて、氷ならずとも雪がとけだすと春の訪れを知るという地方も多いことだろう。
農業や漁業をなりわいとしてきた人は観天望気によって様々な情報を得る。

米どころ山形県の庄内平野から鳥海山を眺め「種まきじいさん」が山肌に現れたら、
今年も田植えの時期が来たなとなる。

一方、山梨県の富士吉田市から富士山を眺めると山肌に「農鳥」が現れ、
こちらもぼちぼち田植えかなとなる。

「種まきじいさん」も「農鳥」も、残雪が描いた自然のアートであり、
大地に生きる人たちはこのアートを農作業の暦がわりにした。


ところが、今年は2つとも現れる時期が早く、「種まきじいさん」は半月、
「農鳥」も半月からひと月ほど前倒しで出現した。

テレビもネットもない時代に、人は自然をよく観察し、自然の微妙な変化を読み取り、
栽培方法や漁場を変えたり、災害に備えたりするという知恵が身についていた。

そんな高精度の感知器が、時代とともにどんどん鈍化していく。

http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/graph/article.html?id=20150406-OYTNI50021
農鳥

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