「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年4月15日水曜日
空想から現実へ
「空想より科学へ」という本のタイトルを見た時、だれか発明家の伝記かなんかだと思った。
これは1880年にエンゲルスが社会主義の入門書として自らの著作『反デューリング論』から
抜粋して作ったパンフレットだそうだ。
空想あるいは想像というのは、だれにでも与えられている唯一の自由である。
あくせく働かなくてもみんなが幸せに暮らせる社会を想像するのもいいし、
いつかは宇宙旅行に出かけて異星人とお友達になることを空想するのもいい。
そうした想像や空想が、きっといつかは現実になることを信じて…
さて、空想の産物はいくつもあるが、最近のテレビや映画はコミックやアニメが原作で、
ドラマ化してヒットを飛ばす例が多い。
オリジナルの企画やシナリオで勝負せんかい!と突っ込みたくなるが、
すでにコミックやアニメで一定のファンがついていれば、視聴率や興行収入も稼げる
という作り手側の打算も働くのであろう。
さて、福井県の市立郷土歴史博物館には全国各地の刀鍛冶さんが60人が打った
刀や槍などが展示されている。
その中でひときわ目を引くのが「ロンギヌスの槍」である。
コミックファンに絶大な人気のエヴァンゲリオンに登場する長さ3,32m、重さ22,2kgの槍である。
磔刑に処せられた十字架上のキリストの死を確認するためわき腹を刺したとされる槍で、
刺したローマ兵ロンギヌスの名で呼ばれている。
空想を現実にした一例で、こうした手法は博物館といった堅いイメージのところがやると、
意外性、話題性があっておもしろい。
http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/tenji/tenran/EVA.html
ヱヴァンゲリヲンと日本刀展
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