「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年4月17日金曜日
日本なのに外国?
学生時代に東京の恵比寿駅近くに住んでいたことがある。
JR恵比寿駅と目黒駅の間にある恵比寿南橋はアメリカ橋と呼ばれている。
山川豊の歌を思い出される方もいるだろうが、男性デュオ狩人の歌が思い出深い。
♬アメリカ橋って知ってますか 目黒と恵比寿の間にある 下を山手線轟々走る
鉄で出来た青い橋 あなたが教えてくれたのね
歌は歌として、なぜ「アメリカ橋」というネーミングなのか?
実は、このアメリカ橋(跨線橋)はもともとはアメリカセントルイスで1904年に開催された
セントルイス万国博覧会に展示されていたものであった。
それを日本の鉄道作業局が買い取り、
鉄製の橋のモデル橋として1906年(明治39年)に現在地に架設したという故事による。
全国にはオランダ坂とかナポリ通りとか外国の地名を拝借した場所がある。
岩手県花巻市小舟渡地区には「イギリス海岸」と命名された風景が広がっている。
海岸と名付けられているが、北上川の河川の風景がイギリスのドーバー海峡に面した
地域の風景に似ていることからイギリス海岸となった。
名付け親は宮沢賢治で、賢治の作品の中に登場し、
今は文化庁指定の名勝「イーハトーブの風景地」の一つとして指定されている。
こうしたネーミングの由来が訪れる人にちゃんとわかるようにと、
看板の掲示内容がこのたび一新された。
モヤモヤを引きずる旅よりも、身も心もスッキリな旅を楽しみたい。
http://matome.naver.jp/odai/2141145084462107101
イギリス海岸
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