「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年4月24日金曜日
木桶職人復活プロジェクト
職人と言われる人たちがつくったものは、見た目もいいし質が格段に優れている。
酒や焼酎、しょうゆなどを仕込む時に使う桶類はかつて木製であった。
食品を入れるものだけに、釘などのサビがくる金属は使えない。
木桶のまわりに竹製のたがという枠を使って固定する。
もちろん接着剤も使ってないのに、板と板の張り合わせの部分から
よく漏れないものだと感心してしまう。そこが職人の技の見せどころなのだろうが…
近年、こうした職人が減って、桶も金属製のものが主流である。
しかし、木桶職人の技をなんとか後世に残そうと香川県の小豆島の醤油蔵
「ヤマロク醤油」が中心になって「木桶職人復活プロジェクト」を企画した。
全国から木桶職人や醸造元、料理人が集まって来た。
木桶職人は杉を使って高さ約2メートル、直径1メートル85の木桶を4つ造り上げた。
その木桶のひとつは、プロジェクトに参加した埼玉県日高市にある弓削田醤油の
仕込み蔵へ納入され、さっそく仕込みが行われた。
本物の良さを知っている人たちが、全国から一堂に集まって、
なくなりつつある技や文化を継承していくのはすばらしい。
http://www.s-shoyu.com/howto/column/019.html
木桶職人復活プロジェクト
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