「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年5月13日水曜日
方言のチカラ
標準語で話すよりも、土地の言葉で語った方が場の雰囲気が和むことがある。
土地の人は、ふだんは方言でしゃべっているものの、お客さんとの会話や
あらたまった場での語りになると標準語で話すことが多い。
青森県五所川原市の津軽鉄道で観光情報などを発信する
津軽半島観光アテンダント推進協議会では津軽弁で乗客をもてなす取組を行っている。
所属するアテンダントは津軽鉄道に乗車して、沿線の案内を津軽弁を交えて行うのだが、
あまりに多用すると乗客からわからないと言われ、少ないともっと津軽弁を
という注文がつく。
お客様によって、どの程度方言を盛り込むかむずかしいところではあるが、
注目したいのは方言のチカラである。
方言でもかなり通じていないとわからないもの、なんとなく言葉の前後からわかるもの、
わりと一般的に耳馴なじみのあるものなどがあり、
それが場所や人の前でいろんなカタチをとって登場する。
方言の意味や使い方に驚いたり、吹き出したり、
一つでも覚えてい帰れば、いいお土産代わりになる。
非常に高いポテンシャルをもつ方言だけに、もっと活躍の場があっていい。
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150508-OYTNT50455.html
津軽弁で乗客を笑顔に
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