「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年5月14日木曜日
元気米プロジェクト
動物カメラマン岩合光昭さんの家族をモデルにした「アフリカ ポレポレ」という
テレビドラマがずっと昔に放映された。
ポレポレというのは、スワヒリ語で「ゆっくり」という意味だということを知った。
そのポレポレを名前にしたポレポレ農園というのが香川県さぬき市にある。
この農園は農業体験によって引きこもりなどからの克服を支援する活動を行っていて、
今年で10年目を迎える。
節目の年に、同農園では「元気米プロジェクト」を立ち上げた。
このプロジェクトは、貧困などによって満足な食生活が送れない子どもたちに、
収穫した米を無料で届けている。
平均的な所得の半分以下の世帯で暮らす18歳未満の子どもの割合を貧困率というが、
昨年の7月時点で16,3%、日本人の6人に1人が貧困層となっている。
そうした現実をなんとか改善したいという思いで始まった元気米プロジェクトで、
ポレポレとゆっくりのんびりというわけにはいかない。
片や残食という現実があり、格差はますますひろがっていく。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20150511000144
元気米プロジェクト
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