「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年5月23日土曜日
道路にニックネームを
国道●号線、県道●号線といっても、いつも通っている人たちはわかるけれど、
初めて来た人は、その道がどこからどこへつながっているのか見当もつかない。
まるで日本庭園のようにきれいに手入れされた茶畑の中を走る道であれば、
香りの道とかフレーバーロードとかふさわいい愛称があってもいい。
●号線ではあまりに事務的で無機的である。
そこで、静岡県伊豆の国市では市民や観光客に対するイメージアップをめざし、
市内を走る道路10本に歴史や風物にちなんだ愛称をつけた。
韮山反射炉近くの道には「反射炉カノンロード」「反射炉・富士見ロード」が生まれた。
反射炉の生みの親である江川坦庵の居宅近くには「坦庵公思索の道」がある。
また、いちごの産地を走る道には「いちご街道」、
さらに長嶋茂雄氏が練習に励んだ道は「読売巨人軍長嶋茂雄氏ランニングロード」など。
あまり増えすぎるとなにがなんだかわからなくなるので、
旅行客がふと足を止めたくなる適度な好奇心をそそるものがいい。
https://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/tosikei/douroaisyou.html
伊豆の国市の道路の愛称
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