「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年6月2日火曜日
出世飯
信長、秀吉、家康という戦後乱世の最終章に登場する3人の武将の中で、
最後に天下を取ったのは徳川家康であった。
家康は甲斐の武田信玄の侵攻に備え、遠州一帯を見渡せる三方ヶ原の丘に着目した。
天下を取るためには、まず信玄を倒さなければならないと判断した家康は、
元亀元年(1570)三方原台地の東南端に浜松城を築城し駿遠経営の拠点とした。
これが功を奏して、のちのち天下取りへとつながっていく。
その故事から浜松は家康が出世飯を食べた地⇒「出世の街」として売り出している。
昨年12月、市内の飲食店主らが出世飯第1弾の高級丼9種類を完成させ、販売を始めた。
第2弾は、ホテルコンコルド浜松とオークラアクトシティホテル浜松の飲食店計4店舗が
提供する丼やコース料理である。
出世飯には条件があり、浜松産食材を使い、次のうちの1つを満たさないといけない。
1つは縁起物を使っていること。2つめは高く盛っていること。3つめは揚げ物があること。
(出世運が上がるように)そして最後が金粉で輝いていること。
狙う客層は出張で訪れるビジネスマンだが、高級食材をふんだんに使って、
単価も「浜松出世パワー丼」が5000円、コース料理は7000円~15000円と高価である。
出世するには、そんなにケチケチしないで気前よく使えということかもしれないが、
企画自体が果たして出世していくのだろうか?
http://www.totoichi.com/enshuhamamatsu/shogundon.html
こちらは10000円の出世飯「将軍DON」
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