「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年7月14日火曜日
方言で押し通す
地方の人にとって誇りではあるが、どこか萎縮してしまうところがある方言。
方言を話す人が大勢集えば、ところかまわずお国言葉で盛り上がるが、
東京へひとりで行った時などは、やはり標準語らしいもので会話をする。
地元ですら今の子どもたちは方言を知らない、しゃべらないと言われている。
そうした中、福井弁オンパレードの青春スポーツ小説が人気を集めている。
「2.43清陰高校男子バレー部」という小説で、作者は壁井ユカコさん。
小説に出てくる主人公以外は全員が福井弁で話す。
設定が、東京から福井へ引っ越してきた主人公が仲間と春高バレーをめざす
というもので、集英社ウエブ文芸サイトでアクセス数トップを取った。
壁井さん自身は福井県出身ではなく、福井は夫の故郷だとか。
だから、文中の福井弁は夫の監修を受けているという。
福井は中垣内祐一、荻野正二、清水邦広など日本代表選手を数多く
輩出していることもあって、こうした物語が生まれるきっかけになった。
ちなみに、タイトルの2.43とはバレーボールのネットの高さを表している。
http://renzaburo.jp/243/
2.43清陰高校男子バレー部
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