「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年9月8日火曜日
鉄の肺
なんだかすごい名前である。長さ190センチ、直径80センチの円筒状の
機密タンクに付けられた名前である。
アメリカのエマーソン社が開発した人工呼吸器「鉄の肺」は、
1920年以降世界に普及していった。
使い方は鉄の肺の中に首から下を入れて、
機密タンク内で変化する気圧に合わせて呼吸を行うというものだ。
肺気腫や結核後遺症の慢性呼吸器患者の症状悪化時に使用され、
静岡市の市立病院に導入された鉄の肺は80年代まで稼働した。
機器自体があまりに大きいことや陽圧式人工呼吸の普及に伴い、
鉄の肺は無用の長物となってしまった。
鉄の肺は機器に体をおおわれたまま食事や会話ができ、
アメリカの作家マーサ・メイソンは鉄の肺の中で61年間生きたという。
http://www.anesth.hama-med.ac.jp/Anedepartment/m-memorial-tetsunohai.asp
鉄の肺
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