「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2015年10月26日月曜日
フジタの秋田
平野政吉は秋田の大富豪であり、藤田嗣治の絵のコレクションで有名である。
中でも縦365㌢、横2050㌢の大きさがある大壁画「秋田の行事」は、
平野と藤田が構想した美術館を壁画で飾るために描かれた大作である。
昭和初期の秋田の人々の暮らし、年中行事や祭りなどが大迫力で描かれていて、
当時は世界一の大きさと言われた。
その「秋田の行事」をジャズ演奏とダンスで表現するコンサートが、
先日秋田市の日吉八幡神社境内で行われた。
「まぼろしに舞う」と題されたコンサートでは、プロのジャズダンサーが、
藤田の想いをダンスによって表現していった。
季節は秋、まさに芸術の秋でいろんなことろでアートの花が咲いている。
芸術とか文化はお金になりにくいと地域おこしなどでは敬遠されがちだが、
芸術のもつ素晴らしさをいかに伝えていくかという方法論は、
もっと真剣に議論されていいのかもしれない。
http://ameblo.jp/yoshitakasuzuki/entry-12084993808.html
まぼろしに舞う
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