人の死というのは重く厳粛なものであることはわかっている。
だからといって、あまりに堅苦しく重苦しい葬儀は、正直つらい。
故人の遺影も画像加工業者が、後付で黒い服を着せたような写真より
生前ひたむきに生きている故人のワンショットが親しみやすい。
そんなことを考えていたら、京都のアーティストが開いた
生前に死と向き合い自分自身を見つめ直す「遺影展」の記事が目についた。
20代から70代までの52人を撮影した写真だが、そのほとんどが笑顔で、
笑顔の横には生と死に対する思いが文章で添えてあるという。
会を催したアーティストは「その時々のすてきな自分を残す
『命の更新手続き』のような気持ちで臨んでもらえた」と語っている。
明るく陽気なお人柄であった人は満面の笑みで、
ややおっちょこちょいだった人は「やらかした顔」で人生を語る。
そうした、その人らしさを感じられる1枚で弔ってあげたいものである。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20151113000037
笑顔の「遺影」生きる力に
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