「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年1月8日金曜日
お寺ファン獲得作戦
2004年には全国で約9400万人ほどの仏教系信者がいたのに、
10年後の2013年時点では約8700万人に減ってしまった。
信者が減ると、通夜や告別式を行わない直葬や
もうだれも引継ぐことのないお墓を撤去する墓じまいなどが出てきた。
いわゆるお寺に頼らなくても、無宗教でも死後の諸々はとりしきれる
という寺離れの動きである。
これではいかんとお寺側でもファン獲得にあの手この手をくりひろげる。
富山市蜷川の最勝寺は800年以上の歴史をもつ曹洞宗のお寺だが、
本堂では毎月1回「ヨガ座禅」を開催している。
ヨガ座禅とはヨガを1時間ほど体験し、その後30分間座禅を組む。
そして、お茶を飲みながら副住職の仏教の教えに耳を傾ける。
20~40代を中心に男女13人が参加した。
黒部市宇奈月町の浄土真宗本願寺派の善巧寺では年に1回、
本堂にステージを設けてジャズ、ロック、海外の民謡など、
アーティストを招いて音楽と法話と読経で構成する「お寺座LIVE」
が人気で、昨年6月のライブでは定員250人のチケットが即日完売。
檀家さんしか行けない所ではなく、お寺を文化の発信地にという
訪れる目的を提供しようというものだ。
http://www.zengyou.net/oteraza/
とってもクールなお寺座LIVE
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