「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年2月18日木曜日
いぶりがっこ
地方の産品には「これ、何?」と想像もつかないネーミングがある。
たとえば、ご当地鹿児島県には「ときんのよめじょ」なるものがある。
よめじょ=嫁女だろうと推測がつくが、ときんとは何か?
「ん」は「の」という意味の助詞で、問題は「とき」だ。
鹿児島弁は、しょうちゅう(焼酎)=そつ、と呼ぶように縮めて発音する。
それで、「とき」も本当は、トウキビ=サトウキビである。
サトウキビの嫁女とは何なのか?これからは解説不能なので、
答えを言うと「トウモロコシ」である。
サトウキビの嫁女が、なんでトウモロコシなのか、考えると夜も眠れない。
さて、場所は変わって秋田県横手市に「いぶりがっこ」という名産がある。
がっこは、秋田の方言で漬物のことらしい。
いぶりとは何か?これは製法である。
原料である干し大根を、楢の木や桜の木でいぶり上げる。
いぶり上げることで香ばしくなり、噛めば噛むほど味が深くなるとか。
この特産いぶりがっこが集う「いぶりんピック」が横手市で開かれた。
18人が自作レシピを持ち寄って自慢の見栄えや食味を競った。
競うことで品質や技術がアップし、生産者どうしの親睦を図る。
どんな世界にもある話だが、要は続けていくことが大事である。
http://www.iburigakko.co.jp/iburi/
いぶりがっこ
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