「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年3月15日火曜日
図書館戦争
戦争というと大げさだが、ここのところ公立図書館の新たなサービスが
やたら目につくような気がする。
佐賀県武雄市のスタバ併設、私語OKの武雄市立図書館が引き金になって
いろんな図書館で、へえ~というような改革が行われている。
とりわけ地方の図書館は利用者を増やそうという狙いが見え見えだ。
鳥取市立図書館が試験を始めたのは、市内のコンビニでの
貸出し・返却ができるというサービスだ。
インターネットで借りたい本を予約すると、最寄りのコンビニに配送され
それを利用者は借りたり返却したりというものである。
返却ポストというのはあるが、貸出用は人の手を介さないとむずかしい。
移動図書館車もあるが、車に積める本の数は限られる。
事業費はコンビニへの委託料が16万円というから結構金がかかる。
広島県府中市の府中市立図書館は本の無料宅配サービスを行っている。
対象は70才以上か体調不良で図書館まで来ることができない方のみ。
尚、同じ広島県の東広島市では障害者を対象に、利用者負担で、
郵送による本の貸出を行っている。
本を読みに図書館へ行くのではなく、読んでくださいと本が自宅まで
やってくる時代なのだ。
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20160304-OYTNT50233.html
お年寄りに宅配 本と笑顔
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