「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年3月24日木曜日
実直さで
鳴かぬなら鳴かせてみようの秀吉、鳴くまで待とうの家康、
そして、殺してしまえの信長と戦国期の武将の性格を語る逸話がある。
石田三成は先の三人ほどメジャーではないし、天下も取ってはいない。
三成に関するエピソードでは「三献の茶」というのが有名である。
鷹狩の帰途、喉の渇きを覚えて立ち寄った秀吉に、
最初は大ぶりの茶碗にぬるめの茶を出し、秀吉が飲み干すと、
やや小さめの茶碗にやや熱めのお茶を出し、最後に小さな茶碗に
熱めのお茶を出したという、相手への心配りに長けた話が残っている。
その三成とともに彼の出身地である滋賀県をさらにアピールしようと
滋賀県は石田三成PR動画を作った。
昭和のテレビCMの構成、ゆるめの歌による演出に思わずにんまり。
ユーチューブにアップして再生回数は100万回に届く勢いである。
「武将と言えばみつなり~」「イチ、ゴー、ロク、ゼロ、滋賀県生まれ」
という三成に関する歌が流れ、忠義心ナンバーワン宣言によって、
三成の実直なキャラを滋賀県民も引き継いでますよというアピールで、
笑いを取るのではなく実直さで県の知名度を上げたいという
誠に実直な姿勢である。
27日から第2弾が公開されるらしいが、楽しみに待ちたい。
https://www.youtube.com/watch?v=Bp_JCOWYorA
石田三成CM<第一弾>
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