「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年4月22日金曜日
漁師は3Kじゃない
あまり好きな言葉ではないが、3K職場などと言われる職種がある。
漁業もその一つだが、福井県越前町の越前漁協で、今春初めて
県外出身の漁師が3人誕生した。3人共高校卒業したばかりの18才。
越前町の漁業従事者は1978年に1006人いたものの2013年は370人。
しかも60才以上の漁師が多い。
では、その漁業になぜ3人の若者が飛び込んできたのか?
一つは町をあげての就労支援だ。昨年4月に就労支援室を設置し、
新たな漁業者を育てるために開設した「ふくい水産カレッジ」
と共同で育成プログラムに取り組んでいる。
そうした研修制度とともに、町や漁協の手厚いサポートがある。
なかでも住宅を無料で提供という特典は大きな魅力だ。
「夢に見た漁師の一人として働いているんだ」
「漁師は3Kといわれるけれど、おいしい魚はきれいだし、
仕事がきついのは当たり前。給料だってそこまで悪くない」
というのが3人の感想だが、彼等が一人前の越前漁師になるまで、
どんな仕組みや制度で定着を図っていくのか、知恵の出しどころだ。
http://kizuna-nipponfoundation.info/kizuna-story-book/miyagi/miyagi12.html
若手漁師による次世代漁業作りと後継者作りプロジェクト
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