「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年6月10日金曜日
大法螺、吹いちゃえ!
青森県大鰐町は津軽半島の南端にある人口1万1000人ほどの町である。
大鰐の地名は、はるか昔、大きな阿弥陀如来像があることから大阿弥陀と呼ばれ、
大阿子(おおあね)となり、室町時代を経て大安国寺(おおあに)と変化し、
大浦為信の津軽統一以降は現在の「大鰐」と呼ばれるようになったという。
この大鰐町で今月4日「万国ホラ吹き大会」が開催された。今年で21回めだそうだ。
なぜホラ吹き大会なのかというと、町内に「石の塔」と呼ばれる24mの巨石があり、
「石の塔見ねうぢ、でっけーごと、しゃべらいねぞ(石の塔を見ないで大きなこと
は言えない)」との言い伝えが残っていて、それにちなんで大会が始まった。
大会出場者は、まず石の塔に参詣し「大法螺吹免許証」なるものを取得し、
町内の交流センター「鰐カム」で大会に臨む。
「温泉を利用した世界最大級のワニ養殖場を大鰐につくる。
東京五輪に合わせ、世界ワニ料理選手権を開く」
などなど大法螺が吹かれ、会場は大きな笑いの渦につつまれた。
そういえば、大鰐町には大きな鰐がいっぱい棲んでいたと正史に残っている。
(というのも大法螺だが…)
http://www.town.owani.lg.jp/index.cfm/8,1914,34,163,html
万国ホラ吹き大会
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