「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年9月15日木曜日
400年前の知恵
東日本大震災、熊本地震と日本は全国いろんなところで地震が頻発し、
もしもの時のための備えが必要だ。
これは今に始まったことではなく、歴史をひもとけば事例に事欠かない。
地震被害が出るたびに、建物自体の構造を研究し、
強い揺れにもびくともしない耐震性の高い構造物が建てられるようになった。
耐震性とともに論じられるのが、いかに揺れを逃がすかという免震性。
礎石に柱をがっちり固定して耐震性を高めていくのか、
最初から礎石と柱を固定しないで柱が滑り動くことで免震性を高めるか。
福井県おおい町名田庄納田終にある薬師堂は1187年の創建とされる。
2度の火災の後、1617年に再再建され現在に至っている。
県の指定文化財で、舞鶴高専の教授が耐震性評価実験を行ったところ、
震度6強でも倒壊しないであろうとの結果が出た。
その理由は先に書いた礎石と柱が固定されていないので免震効果が出て、
建物の倒壊を防ぐという案配だ。
まだまだ先人の知恵を学ぶことがありそうである。
http://www.jssi.or.jp/menshin/
免震を知ろう
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