「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年9月2日金曜日
ブランドアップに天皇の料理番
昨年だったか「天皇の料理番」というドラマが放映された。
主人公は福井県越前市出身の秋山徳蔵で、徳蔵は東京で修行した後
ヨーロッパへ渡って腕を磨き、半世紀にわたって天皇の料理番を務めた。
徳蔵の功績を地域の食のイメージアップにつなげようと、
越前市では「秋山徳蔵トリビュートセレクション」というブランド事業を開始。
まずは、トリビュートセレクションにふさわしい商品の選定会を定期的に開く。
審査員は徳蔵の弟子で宮内庁大膳課にいた谷部金次郎さん。
天皇の料理番のお墨付きですよ、というわけだ。
認定されると、販売時に「天皇の料理番 秋山徳蔵トリビュートセレクション」
の称号やロゴが使用できるようになるし、生産量を確保できるものは
西武が全国展開するギフトカタログの商品に加わるという。
無名なものをブランドに育て上げるには並々ならない苦労を伴うが、
今回のようにあるていど名の通ったものをブランド化し、
商品を揃えていくという手法はおもしろい。
考えてみれば「天皇」という言葉は商品名や販促物にほとんど使われた
ことがなかったのではないだろうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00010000-fukui-l18
秋山徳蔵で地域のイメージアップ 越前市で食ブランド事業スタート
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