宮城県名取市閖上地区。ここも東日本大震災で大きな津波被害を受けた。
海水が流入したために塩分が高くなり、その土地に適した草花や農産物を
植えないとうまく育ってくれない。
閖上地区の農事法人「小塚原ファームランド」では、今年5月に
「刺梨(ツーリー)」というバラの生産を始めた。
ツーリーは中国・貴州省から県内に伝わり、耐塩性が高く、
津波で浸水した土地でも容易に生産できる。
実は1株で500~1000個取れ、ビタミンCやポリフェノールが多く含まれる。
ツーリーの栽培にひと役買って出たのが宮城農高で、実の切り方や
袋詰の方法などノウハウを小塚原ファームランドへ提供した。
今月末には「バラの果実茶」として横浜市である催しで販売する。
閖上地区には震災で農業をやめたり、遊休地もたくさんある。
そうした被災地の農地復興の新星として、ツーリーの生産が
ひろがっていくことを期待したい。
http://this.kiji.is/151550653097051640?c=62479058578587648
宮城農高のノウハウ生かす
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