「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年10月11日火曜日
マンガで町おこし
熊本県の湯前といえば県の南東に位置し、宮崎県との境にある町である。
ここでは、マンガによる町おこしに取り組んでいて、
まんが専用の美術館「湯前まんが美術館」で有名だ。
まんがを町内外の人に見せるだけではなく、
実際に漫画家さんが創作していく過程を知ってもらおうと、
このたび、増え続ける空家を2人の漫画家さんに無償提供した。
1人は「新・仮面ライダーSPIRITS」の作者の漫画家村枝賢一さん、
もうひとりは「クッキングパパ」作者の漫画家うえやまとちさん。
二人はアトリエで創作活動をしたり、まんが教室を開いたり、
3Dプリンタなどを活用してデジタル工作体験教室などを開催する。
ただ単に発表の場を提供するのではなく、地元の若者達が漫画に関心を持ち
プロから教えてもらうという一歩踏み込んだ町おこしスタイルである。
まんがなどのコンテンツ系アートは、創作場所をさほど限定しないので、
地方を創作の拠点にという取組があちこちあるものの、
成功事例は少ないように思う。
湯前の今後の動きに注目してみたい。
http://kumanichi.com/news/local/main/20161003005.xhtml
漫画のまち、空き家から発信 村枝賢一さんら
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