「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年11月15日火曜日
デザインで酒を断る
京都精華大学には日本初の漫画専攻学部がある。
一度大学の案内パンフを見たけど、アイデアも表現も内容も秀逸だった。
その精華大学の学生さんたちが、コースターのデザインを21種類考えた。
依頼主は京都の下鴨署と下鴨交通安全協会で、目的は飲酒運転撲滅である。
では、だれのために作るのかというと、酒宴の席へ送迎の役を仰せつかった
ハンドルキーパー向けである。
ハンドルキーパーであっても、すすめられてついつい一杯ということになり、
事故を起こしてしまうケースがあるのだろう。
さて、精華大学の学生さんたちがデザインしたコースターには、
キャッチーなコピーやユニークなイラストが描かれ、見るだけでも楽しい。
この21種類を、指名手配犯のポスターみたいなフォーマットに並べ、
下鴨署へ来た人の投票で3作品を選び、最多得票の作品をコースターにする。
コースターは2000枚作り、左京区と北区の飲食店に配布するという。
果たして、デザインの力で酒をきっぱり断たせることができるか。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/info/media/2016/11/09/40206/
京都精華大学
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