「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年11月18日金曜日
宇宙エレベーター
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」では、地獄の苦しみに悶え苦しむカンダタに、
天国へと導いてくれる一本の蜘蛛の糸が降りてくる。
この蜘蛛の糸を地上と宇宙空間に張ってしまう、というのが宇宙エレベーター。
宇宙エレベーターだと、毎度毎度ロケットを打ち上げないでも、
行きたい時にエレベーターに乗り込めば、スイスイ昇っていく。
夢のような話だが、理論的には十分実現可能なものであり、
近年の技術発展によって、手の届く域に到達しつつあるという。
その技術を検証しデータ収集を行うイベント
「宇宙エレベーターチャレンジinMITO」が、水戸市で行われた。
まだ実験段階なので蜘蛛の糸ならぬケーブルは高度200メートル位だが、
ここにクライマーと呼ばれるエレベーターを取付け、昇降スピードや
安定性などを検証していった。
大学や企業など14チームが参加し、それぞれ技術の粋を集めたクライマーで
チャレンジした。
なぜ水戸なのか?というと、1842年に水戸藩主・徳川斉昭公によって
偕楽園内の「好文亭」に設置された、食事などを運ぶ小さな運搬機が
日本初のエレベーターとされているからとのこと。
現実のものになったら、スゴイ!
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20161105-OYTNT50233.html
宇宙エレベーター 水戸で技術を検証
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