「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年12月27日火曜日
弘法茶
ケツメイシというのはエビスグサの種子で消炎、利尿などの薬効がある
そのエビスグサに似た植物で、カワラケツメイというマメ科の薬草もある。
こちらは強壮、利尿、珍咳剤、脚気、黄疸、偏頭痛などにいいとされる。
カワラケツメイは葉がネムノキに似ていて、お茶の代用として飲用され、
弘法大師が修行の際に愛飲したとか。
弘法大師が愛飲したお茶だから、きっといいことがあるやも?
だれもがそう思うにちがいない。
そこで、カワラケツメイに親しんできた愛媛県東温・河之内のグループ
「キラッとかわのうち」では弘法茶として特産品化に乗り出した。
実は20年ほど前に地元民の手で加工生産した弘法茶は広がりを見せたが、
3年ほど前に担い手がいなくなり途絶えていた。
復活を求める声も多く、同グループは地域おこしにつなげようと、
先進地視察などを行い、今年の春に栽培し秋に製品として完成させた。
第一号で改良点もまだまだ多いが、棚田での無農薬栽培、天日干し
という昔ながらの作り方を守り、懐かしい味に近づけていく。
カワラケツメイの効能に”地域おこし”という項目が加わるのか、
メンバーの頑張りに期待したい。
http://kenkoucha.life.coocan.jp/kawaraketsumei-kenkoucha.html
カワラケツメイ
※おかげさまで地方応援マガジン「地方ウォッチング」は500号と
なりました。本来ならネタ元へ走っていって、現場のいろいろな
声をふまえてレポートするのがベストでしょうが、なかなか
そうした時間が取れずもうしわけありません。
メルマガ読者の方には心より感謝を申し上げます。
今後共よろしくお願いします。
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