2016年も残すところ、今日と明日だけになってしまった。
このブログを始めて間もない2014年11月19日の記事に、
「苦節30年、至高のキャビア」という宮崎キャビア事業組合の話がある。
1983年から30年かけて国産キャビアの研究開発を続け、
やっと味、香り、食感ともに高い評価を得て市場投入となったニュースだ。
そして、つい先日、その宮崎キャビア事業組合が「ジャパンキャビア」と
名前を変え、宮崎市の工業団地に加工生産工場が落成したという。
ここでは県内15のチョウザメ養殖業者が育てたチョウザメから卵を取り出し、
天然の塩で味付けして瓶詰めで出荷する。年間生産能力は最大3トンだ。
先般、ロシアのプーチン大統領が来日し、山口県の長門市で日露首脳会談が
開かれ、その夕食会でジャパンキャビア産のキャビアが出された。
宮崎県以外でも国産キャビアに取り組んだところはたくさんあっただろうが、
成功事例をあまり聞かない。
歳月もさることながら、官民一体の生産体制をとったり、
国産キャビアにかけた人々の情熱には、他を凌ぐものがあったのだろう。
http://www.japancaviar.jp/
ジャパンキャビア
※2016年度の配信は、今日で最後となります。
ご愛読いただきまして心から御礼申し上げます。
新年度は1月4日(水)からの配信となります。
良いお年をお迎えください。
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