「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2016年12月9日金曜日
野球女子、じわっと増殖中
ソフトボールやサッカーに比べプレーヤーが少ない女子の硬式野球だが、
ここ10年で高校の女子硬式野球部が5倍に増えるなど上昇気配である。
1997年に東京で全国高校女子大会が開催されたが、その時は5校が参加、
参加はしたもののソフトボール部との掛け持ちなどのチームが多かった。
全国高等学校女子硬式野球連盟によると、2008年まで加盟校は5校で、
翌2009年に京都の福知山成美が関西初の女子硬式野球部を作ると、
他校も次々と創部していった。
現在は、1都2府13県で23校が同連盟に加入していて、
北海道や熊本県でも創部の動きがあるという。
あるスポーツが人気となるには、やはり底辺人口が増える必要がある。
そこで、今連盟では中学生の全国大会を初開催するなどして拡大に懸命だ。
ちなみに全国大会には35都道府県から36チームが参加したが、
実態はふだん別々のグランドで練習し大会のために結成されたチームも
多かったという。
加えて、野球経験者が少ないので、当然のことなが女性の指導者が少ない。
男性を指導者に据えると、女性選手と距離を置いて指導が遠慮がちに
なるとか。
まだまだ時間はかかるだろうが、甲子園が黄色い声援ではなく、
紅い闘志に彩られる日が来るにちがいない。
http://www.girls-baseball.jp/
第20回記念 全国高等学校女子硬式野球選手権大会
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