「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年1月4日水曜日
災い転じて福と成す
なんとも不思議な話である。
長野県北安曇郡小谷村に2つの井戸がある。仮にAとBにしておく。
井戸Aに水温15度の水を毎分30リットルそそぐと、
ほぼ同じ量だが75度のお湯が井戸Bから噴き出してくるというのだ。
井戸Aの深さは720メートル、井戸Bは1078メートルで、
最深部の水温はAが108度、Bが135度だという。
2つの井戸が地下でどうなっているのかつながりは未解明だが、
井戸Aに水を注ぐと井戸Bからお湯が噴き出すから、
どこかでつながっているか、力が加わると押し出す仕組みのようだ。
この現象は2014年11月に長野県北部を襲った震度6弱の地震後に
見られるようになったという。
石油や電気といった外部のエネルギーに頼ることなく熱湯を得られるので、
小谷村では村有施設の暖房や融雪に使えないかを調べている。
災い転じて福と成す。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170101/KT161228FTI090012000.php
地震の副産物 小谷村に光
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