手紙やハガキは実在する人へ対して差し出すが、そればかりとは限らない。
5年前に亡くなった夫へとか、とてもやさしくしてくれた恩師へとか、
今は亡き人へ言葉をおくりたくなる時がないだろうか。
そうして、思いのたけをしたためた手紙を投函するのは「優便ポスト」へ。
郵便ではなく「優便」であることにご注目。
島根県の西部にある飯南町が井戸谷の交流施設「谷笑楽(しょうがく)校」
に設置した優便ポストには1ヶ月で70通ほどの手紙が届いた。
優便ポストを提唱したのは大阪在住の詩人・里みちこさん。
里さんは、会えなくなった人に伝えそびれた感謝やおわびを手紙にしたため、胸のつかえをとる「優便」のアイデアを2年前に町の記念式典で語った。
その話を聞いた同町赤名郵便局長の永井康隆さんが、優便ポスト第1号を
飯南町にと奔走して、今回の設置となった。
投函された手紙は未開封のまま一年間保管し、とんど焼きの日に燃やし、
差し出した人たちの思いは煙となって天へとのぼっていく。
飯南町観光協会の言葉がふるっている。
「優便ポストは、心の忘れ物を受け止めてくれる。
いつの間にか心に閉じこめてしまった思いをしたためてほしい」
http://www.47news.jp/photo/1511951.php
優便ポスト
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