「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年1月5日木曜日
雨水を活かす
雨水を活かすと聞くと、飲料用とか貯水、治水といったものを考える。
しかし、雨というのは古い建物やうっそうとした緑に溶けこむし、
雨の音も風情があって人の心を満たしたりする。
そうした観賞、演出的な視点から、松江市八雲町の小学校6年生
石倉要君は「雨のめぐみを生かした能楽堂」というのを発案し、
雨水の有効利用を考える「雨活アイデアコンテスト」で最優秀賞に輝いた。
雨水を貯めた池に能楽堂を造る。奏でられる音楽や台詞が雨水に反響し、
芸術効果を高める。
池ではヤマメなどの淡水魚を養殖するといった商用利用ができ、
大雨が降った際には河川からあふれた雨水を池に取り込むという
防災用としても機能する。
石倉くんは昨年訪れた広島の厳島神社の海に浮かぶ能楽堂にヒントを得て、
雨水をいかした能楽堂を企画したという。
「都会の能楽堂は、ビルの中にあることが多く、クーラーやだんぼうが
きいてうれしいが、自然と一体化した能楽堂のみ力にはかなわない。」
こうした能楽堂があれば注目が集まるし、役者さんも一度は舞台に
立ちたいと思うのではないだろうか。
http://www.lion.co.jp/ja/csr/social/rain/contest/result_2016.php
雨活アイデアコンテスト
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