「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年4月21日金曜日
空き家対策
地方へ行くと、シャッターを閉ざした商店街や
草木に覆われた廃屋同然の空き家が目につく。
人口減で空き家は増えるばかりで、自治体もいろんな策を講じてはいるが、
これといった決定打を出してはいない。
空き家の利活用と言っても、住まいやオフィスとして即利用できるのか、
どれくらいのリフォームが必要なのか、はたまた建て替えか、
というように物件によって程度が異なるから困ったものである。
メガネのまちとして知られる福井県鯖江市でも「お試しサテライトオフィス」
という事業を始めた。
都市部に本社を置く民間企業にオファーをかけて、
市の山間部にある空き家などをサテライトオフィスとして活用してもらう。
実施期間は4~8月で、関東と関西、中部圏内の企業を募集している。
1社あたり2~5人の従業員に「お試し勤務」をしてもらうという。
空き家と空き店舗3戸を用意するということだが、
お試し段階でこれだけの手間暇をかけないといけないのだから、
空き家を満足のいく数字で埋めるための道のりは遠いと言わざるをえない。
公民館など地域民が集まる施設にとか、合宿所、研修所といった
短期利用のリピート需要に応える施設などいろんな案があるものの、
どうみても利活用の道がない空き家は更地にもどすしかないのかも?
https://nan-web.jimdo.com/%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%8C%E3%81%9F%E6%97%AC%E5%A1%BE2016/
『リノベーションまちづくり~空き店舗・空き家を人の集う場所へ~』
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