「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年4月26日水曜日
鴎外がモナカに
「舞姫」「山椒大夫」「高瀬舟」などの作品で有名な森鴎外は軍医だった。
1899(明治32)年、小倉の陸軍第12師団の軍医として小倉に赴任。
在任中、鴎外は洋書の翻訳や通称「小倉日記」と呼ばれる日記をつけ、
日記には、当時の小倉の人々の生活の様子が詳しく書かれている。
いわゆる文豪ゆかりの地である小倉でも、なんとか鴎外にちなんだ
お土産物をということで、このたび「森鴎外モナカ」が発売された。
もなかの皮は金沢市、あんこは京都市の専門店が製造。
皮には鴎外のキャラクターや直筆の書「天馬行空」の字を刻が刻んである。
それだけだったらご当地菓子で終わるが、文庫本サイズの薄い冊子が
入っている。
冊子は小倉時代を回顧した小説三部作「独身」「鶏」「二人の友」の3種類で、
いずれも全文が掲載されている。
なぜモナカなのかというと、鴎外は無類の甘党で、ご飯の上にまんじゅうを
乗せて茶漬けにして食べていたというエピソードもある。
https://www.facebook.com/moriohgaimonaka/
森鴎外モナカfb
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