「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年6月6日火曜日
タマネギ同盟
「べと病」という野菜に発生する病気がある。
キュウリ、タマネギ、ほうれん草、ブドウ、レタス、キャベツ
などがかかりやすく、葉の裏側にカビが発生するのが特徴だ。
昨年は西日本で流行し、全国で2番めのタマネギの産地である佐賀県は
大打撃を受けた。
前年比4割減という記録的不作で、佐賀県ほどではなかったが、
全国で生産量3位の兵庫県でも、べと病に泣かされた。
そこで、佐賀県と兵庫県がタッグを組んで、べと病防除のための研究や
技術開発に乗り出した。
よく発生する病気なのに、べと病に関する本格的な研究は、
ここ60年ほど行われていなかったので、歴史的な研究になると意気込む。
研究には佐賀県農業試験研究センター、兵庫県立農林水産技術総合
センター、佐賀大学などが参画し、生態解明や防除技術の開発を進める。
競うばかりではなく、お互いが手を取って悩み事にチャレンジする。
農業にとどまらずいろんな分野で、県境や国境を超えたコラボが進めば
世界はもっと輝くはずなのだが…
http://yasaitosyokubutsubyoukitaisaku.com/byoukinosyurui/betobyou.html
べと病
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