「地方の時代」という言葉はなつかしい。というか、手垢がつきすぎた。 中央VS地方の図式で見られ、ほとんどが地方の負け。 あまり負け続きじゃあ面白くないだろうと、 地方創生などといったおまじないの言葉で政府が地方をなぐさめる。 でも、そんなものはどこ吹く風で、がんばっている人たちがいる。 ないならないで、知恵を出す。知恵がなければ汗を流す。 ちょっと気になる地方をウォッチしてみたいと思う。
2017年8月3日木曜日
も、もったいない
よくある話だが、大きさが適合しなかったり、ちょっとだけ傷ついたり
で市場に出荷できない作物を利用しようという取組である。
静岡県葵区にあるアオイブリューイングは、
静岡市内初のクラフトビール醸造所である。
徳川家の城下町として栄えたまちから生まれる表情豊かなビールには、
つくり手さんのまごころと夢がこめられている。
先月26日にお披露目された「桃セゾン」は、傷があったり
熟しすぎた規格外の桃で作った地ビールである。
規格外の桃を皮ごとカットした桃を麦汁で煮出して醸造し、
甘みと酸味が堪能できる味わいに仕上げた。
規格外で未利用の桃を使うことになったのは、昨年秋に静岡商工会議所が
開いた農商工連携交流会がきっかけである。
桃生産農家の「生産の手間や経費は規格外も一等品も同じ」という
意見に触発され桃セゾンの生産へとつながった。
http://aoibrewing.com/
アオイブリューイング
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿
お気軽にメッセージをお寄せください。